先生と生徒の間にある可能性を拓く

〜未来を創る子ども達と関わる先生方へのエール〜

『人とひとの間にある可能性を拓く』の実現に向けて、Weness Japan Coaching & Consulting(W JCC)の活動をしています。今回は、いわき市教育委員会で実施している「生徒と先生の間にある可能性を拓く」取り組みをご紹介したいと思います。

2016年からいわき市教育委員会で、小学校や中学校の先生を対象にコーチング研修を年に一度実施しています。コーチング研修をやることになったのは、3.11の東日本大震災の復興支援の一環として、ご縁がつながったことがきっかけです。『学校組織を活性化させるためのコーチングを生かした若手人材の育成』講座を皮切りに、コーチング研修を年に一度実施しています。
コーチング研修は、先生方が傾聴を大切にしながら、「前に進める、深堀する、そして視点を広げる」の3つの質問パターンを意識しながら、生徒と関わることを学びます。
6年目となる今年は、8月19日(金)に対面でコーチング研修を実施し、32名の小学校や中学校の先生方が参加してくださいました。Growth mindsetや傾聴、3つの質問のパターンなどについて、講義やワークを実施しました。ワークを経て、どの先生方も素晴らしい関わり方ができるようになり、研修後に、先生方からこのようなご感想を頂きました。
「コーチングにより自己理解を深め、改めて 自分のやる気や使命に気付くことができた」
「グロースマイン ドセットで同僚や子どもたちに接することで、成長や自己開発 につながることを知り、実践していこうと思った」
「自分自身 の課題がはっきりし、すっきりした」
「コーチングの技法を生かしてよりよいチームづくりに取り組んでいきたい」

研修にご参加いただいた先生方は、生徒の持つ可能性を引き出し、前に進んでいく関わりができるようになるはずです。
未来を創る子どもたちの可能性を拓いていくための一助として、これからも関わっていただけると嬉しく思います。

生徒にとって、先生の存在は、とても大きく影響力があります。私自身にとって、影響を受けた先生は誰だろう?と振り返ってみると、中学2年の担任だった竹内先生のように思います。その当時、勉強法がわからず、試行錯誤しながら勉強していた時期がありました。四苦八苦しながらも、自分なりに勉強法を続け、ようやく結果が出た時に先生から褒めてもらったことは忘れられない記憶です。先生から認知してもらったことは、自分のやってきたことに自信を持つきっかけとなり、いまだに心の奥底に種火のように残っています。先生が掛けてくれた言葉や関わりが、光のようにその先の道を照らしてくれるような経験でした。皆さんの人生の中で、心に残る先生は誰ですか?

最近, 桑田佳祐が同世代のアーティストに呼びかけ、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎ら5名によるRock’n’roll Bandというループを結成しました。最近、リリースされた「時代遅れのRock’n’Roll Band」の歌詞(https://special.southernallstars.jp/jidaiokure/)がとても好きで、全ての言葉が心にズシリと響きます。
5名がソロで各パートを歌うのですが、Charが歌うパートの歌詞が特に気に入っています。「子供の命を全力で守ること、それが自由という名の誇りさ」です。
Rock’n’roll Bandメンバーと同世代のひとりとして、未来を創る子ども達にできることを続けてやっていきたいと思います。